26th 08 - 2017 | comment closed

現場も内容も異なる訪問介護のお仕事の円滑化

訪問介護の仕事では、個別のお宅を訪れ、利用者又はその家族が必要とするサービスを提供し日常生活をサポートすることから、利用者毎に現場や内容が異なるのである。その為、実際の仕事は一定ではなくまた事務所の事情などによっても円滑化が図り難くなっているのだ。その一方で、訪問介護は、現在複数ある介護サービスの中でも唯一利用者が住み慣れた環境で在宅ケアできる方法であり、また多くの利用者が自宅にて穏やかな日常を送りたいと云う願いにも沿うものである。この観点からは、訪問サービスは1つの理想的な介護方法でもあることから、利用者の数だけニーズが異なるものの、新たな介護福祉対策が講じられない限り、現在及び将来に渡る超高齢社会にとっては必要なサービスである。このことから、訪問介護の仕事は、多様化する個人のライフスタイルを尊重しながら、十把一絡げで一方的・統一的なサービスを提供するのではなく、一人ひとりが求めるサービスを相互にコミュニケーションを図り、柔軟に痒いところに手が届くことのできるサービスである。その為、利用者により良いサービスの提供と介護自体の質の向上を目指し、円滑な業務を遂行する場合には間近に利用者からの反応に実感することができるのだ。そして、円滑な業務の遂行には、利用者個々の日常生活の尊重とコミュニケーション、またスタッフとの協力により、相互理解を深め、細分化する最前線で人を支えることのできるプロとしてその役割を果たすことが鍵と云えるのである。


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